コアラ建築設計室

けんちくちくちく

性能の良い住宅とはー住宅性能表示についてー

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画像:住まいの住宅発信局

皆さんは、このようなことを考えたことはありませんか?
 
“「高気密・高断熱」、「省エネ性能がよい」、「地震に強い」など、住宅メーカーや工務店等の広告をよく見るが、実際にA社とB社はどっちがいい家なの?”
 
“自分が今住んでいる家を売りたいけど、どれくらいの価値があるの?”
 
実は徐々に、具体的な指標を用いて住宅の性能を比較できるようになってきています。「住宅性能表示制度」と呼ばれるもので、これから住宅の購入や売却を考えている人はこの制度を知っておくと、とても便利です。
 

「 住宅性能表示とは 」

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、大きく分けて10個の評価項目ごとに第三者機関が評価し、比較できるように表示したものを住宅性能表示といいます。(等級1~4と表示され、数値が高いほど高品質です。)
外から見ただけではわからない、壁の中や、床下、天井裏、地中等の構造も知ることができるので、安心して、住宅の購入を検討できるようになります。

「 評価項目 」

具体的に評価する内容は下記の10項目あります。
・構造の安定に関すること
・火災時の安全に関すること
・劣化の軽減に関すること
・維持管理・更新への配慮に関すること
・温熱環境に関すること
・空気環境に関すること
・光・視環境に関すること
・音環境に関すること
・高齢者等への配慮に関すること
・防犯に関すること
既存住宅も評価してもらうことが可能なので、住宅の購入だけでなく、売却を考えている人も知っておきたい制度です。
詳しい制度の内容は下記の国土交通省が監修しているパンフレットが参考になります。
住宅の購入、売却を考えている人は是非参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今日は以上です。ちょっと寝てきます。